思い切って譲位の話を切り出したバングァだが、イ・ソンゲは頑として許そうとしない。議政府(ウィジョンブ)では王への譲位要求について議論されるが、チョ・ジュンやミン・ジェら元老は、臣下にあるまじき行為として激しく反発する。その頃チョ・サイは、流刑地にいるチョ・ヨンムのもとを訪れ、イ・ […]
バンウォンはイ・ゴイに、「貸しを返せ」と言って私兵の引き渡しを迫る。イ・ゴイは今まで協力してきた恩を強調して抵抗するが、最後には折れて鶏林(ケリム)に行くことに同意する。こうしてついに私兵廃止が完了した。一方イ・ソンゲは、北方の地方官たちが監視の厳しさから自分と会うのを尻込みして […]
功臣たちに流刑の王命が下った。チョ・ヨンム、イ・チョヌ、チョ・オンを呼び出したバンウォンは、都を離れるように命じ、別れの酒を酌み交わす。自分を裏切った主君に失望しながら功臣たちは都を去った。一方、イ・ソンゲからの書簡を読んだ平康(ピョンガン)の地方官は、イ・ソンゲの意向に賛成し、 […]
バンウォンは王権強化を目的とした朝廷改編を行う一方、功臣たちには昇進させただけで褒美も与えず、一方的に私兵の廃止を言い渡す。私兵のお陰でバンウォンが太子になれたと考えている功臣たちは当然この処遇に不満を抱き、チョ・ヨンムは武器の引き渡しを要求しに来た三軍府(サムグンブ)の使いを百 […]
バンウォンの立太子式が行われた。バングァから政治・軍事の全権限を一任され、バンウォンが名実ともに国の中心になった。しかしイ・ソンゲは、バンウォンに絶縁を申し渡すと、無学(ムハク)大師のいる寺に行くため宮殿を後にする。ハ・リュンはチョ・ジュンら重臣に、朝廷の体制改革案を披露する。バ […]
バンウォンのもとを訪れた王妃は、バンガンの命を助けてほしいと頭を下げる。一方バングァもバンガンの家に出向き、バンウォンに許しを請うよう訴えるが、バンガンは拒絶する。尋問場に引き出されたパク・ポは、忠誠を尽くした自分を裏切って流刑にした恨みをバンウォンにぶつけた後、斬首された。バン […]
ついにバンガンとパク・ポが追い詰められ、勝敗が決する。バンウォンは2人をその場では殺さず、パク・ポは投獄、バンガンは自宅に軟禁させる。ハ・リュンとイ・スクポンから、バンガンの処刑とバンウォンの太子冊立を要請されたバングァ。太子冊立には賛成だが、バンガンの処刑には難色を示す。バンウ […]
イ・スクポンたちは夜通しバンガン軍に奇襲をかけては後退を繰り返し、決戦の地・善竹(ソンジュク)橋におびき寄せていた。その頃、イ・スクポンは敵の伝令から聞き出した合言葉を使って東大門(トンデムン)を開けることに成功、功臣たちの私兵がなだれ込んできた。門が開いたと聞いたバンガンは、味 […]
バンガンとパク・ポの軍勢の前に劣勢のバンウォン陣営。圧倒的な数の差に後退を続けるが、イ・スクポンの活躍により何とか日没まで持ちこたえる。バングァはバンガンに兵を引くよう王命を出すが、バンガンは取り合わない。夜になり、陣を張っているイ・スクポンに朗報は入る。敵の伝令を捕らえて合言葉 […]
バンガンの息子メンジョンの迎えで、罠とも知らず狩りに出かけていくバンウォン。その頃、イ・スクポンの家に、怪しい私兵約1000人が南山に向かったとの報告が入った。謀反と気づいたイ・スクポンは、功臣や官僚たちに知らせ、急ぎバンウォンを連れ戻させる。しかし功臣たちの私兵は大半が都の外に […]
都堂(トダン)では私兵解体を法案化するなど法整備が進み、功臣たちを取り巻く環境は徐々に厳しくなってゆく。パク・ポはバンウォン暗殺計画を実行に移すため、手下たちを南山(ナムサン)に集める。実の兄弟を信じているバンウォンだが、ミン氏はバンガンには警戒するよう忠告する。法案の件をハ・リ […]
危篤状態のソル・ジャンスは死ぬ間際、バンウォンに「王様」と呼びかけ、泰平の御世を築いてほしいと言い残して亡くなる。その帰り、バンガンはバンウォンに今までの疎遠をわび、酒を酌み交わすのだった。白雲(ペグン)寺に滞在中のイ・ソンゲは、国を奪い返す決意をする。その夜、空からは血の雨が… […]
開京(ケギョン)に都が移された。新たな人事では、一部の王族と功臣が軍事権を独占することに。イ・ゴイはチョ・ヨンムに、バンウォンが私兵を握ろうとしていると訴え、彼の猜疑心をあおる。一方、バンガンとパク・ポはバンウォン襲撃を計画する。夜更けにバンウォンとミン氏が水入らずの時間を楽しん […]
バンウォンは功臣たちに開京(ケギョン)遷都の案を話し、開京では功臣たちを重用し、政治体制も刷新して団結を図ると告げる。まだ権力奪回を諦めていないバンガンは、イ・ソンゲに取り入るため息子のメンジョンを会いに行かせる。一方バングァは側室の子供たちを離れに移し、仏門に帰依させたバングァ […]
イ・ソンゲはバングァに、バンウォンを殺せと迫るが、バングァは頑なに拒否する。バンウォンを見舞ったトゥン・ドゥランがイ・ソンゲ落馬事件について話し出すと、バンウォンが起き上がった。全てはバンウォンの計略だったのである。バンウォンの回復に周囲は驚く。バンガンやイ・ゴイらが複雑な表情を […]
チョ・サイの刺客に奇襲されたバンウォンは、左腕に毒矢を受ける。バンウォンを診察した典医は、毒が強かったため助かる可能性は極めて低いと告げる。バンウォン危篤の報が宮殿を巡った。慌てるバングァと、頭を抱える重臣たち。功臣たちが今後の相談をしている中、ハ・リュンが私兵解体の手法について […]
芸妓を始末したバンウォンは、今回の件を不問に付してイ・ゴイに恩を着せる。反対に、上書して事を大きくしたチョ・バクは流罪にされる。イ・スクポンは先を見越し、イ・ゴイの次はチョ・ヨンムとバンガンに注意が必要だと考える。一方、チョ・サイが集めた刺客たちは、待ちきれずにバンウォンの暗殺計 […]
イ・ゴイ親子の噂が広まっていると知ったチョ・バクは、上書してしまう。不祥事を公にしたことで都堂(トダン)の官僚から責められたチョ・バクは、バン グァに直接訴えることにする。一方、広州(クァンジュ)にいるイ・ソンゲは、バンソクの墓のあまりの粗末さに涙していた。イ・スクポンとハ・リュ […]
バンウォンは私兵解体を進めるため、私兵の登録と軍制改編を行う。これにイ・ゴイら私兵を大量に保有する功臣たちは、危機感を強める。イ・ゴイの息子は、 自分と父に関する噂を否定するが、なぜそんな噂が立ったのかは謎のまま。パク・ポは配下の武将たちをバンガンに紹介し、同志を集めるよう頼む。 […]
君臣盟約は結んだが、バンウォンは、イ・スクポンに功臣たちの動向を注視させる。バンガンは流刑から戻ったパク・ポを味方につける。一方、バングァの側室はチョ・バクと近づきになる。兵士の監視にされ苛立っているイ・ソンゲは、訪れたミン氏を罵倒し、土産の餅菓子を蹴り飛ばす。チョ・サイは人目を […]