バンウォンの突然の譲位宣言で、朝廷は上を下への大騒ぎになる。緊急招集された官僚たちは会議を開き、譲位を止めるために大殿(テジョン)の前に座り込んで翻意を訴えることにする。しかしミン兄弟だけは会議を欠席し、バンウォンの真意を相談しにミン氏を訪ねていた。今回の騒動の目的を把握している […]
ミン氏は大殿(テジョン)に乗り込み、若い女官に手を出すバンウォンの醜態を責める。バンウォンもミン氏の王妃としての狭量をなじり、激しい舌戦になる。 気持ちが収まらないミン氏は、中宮殿(チュングンジョン)の中庭に側室たちを集め、見せしめのためノ内人(ナイン)に過酷な拷問を加える。ミン […]
夜遊びを内禁衛将(ネグミジャン)に見咎められた太子 譲寧(ヤンニョン)だったが、言い逃れをして事なきを得る。譲寧の婚礼後の宴でバンウォンは、太子の義父となっても態度が変わらないようキム・ハルロに忠告する。ミン兄弟やイ・スクポンはその言葉を自分たちへの警告ととらえ、不安を抱く。バン […]
使臣に踊らされたと気づいたバンウォンは激怒し、チョ・バクを流刑に処す。太子譲寧(ヤンニョン)は、明(みん)の姫との縁談話で不安な日々を過ごしている太子妃候補のキム氏に手紙を書くことに。チョ・バク流刑の一報を聞き、ミン兄弟はイ・スクポンの企みに違いないと邪推する。譲寧の婚礼の日取り […]
明(みん)の皇帝の姫と太子との縁談話は朝廷中に伝わり、賛否両論の議論を巻き起こす。バンウォンは明と対等な立場になれることに魅力を感じるが、ミン兄弟が国を牛耳ってしまうことへの不安も拭い去れない。娘が破談にされるのを阻止するためキム・ハルロはミン兄弟に相談するが、一方でミン兄弟は明 […]
ミン・ムジルの解任に抗議した軍の将官たちを、バンウォンは全員投獄する。宮殿に戻ってきたイ・ソンゲは、懸命に尽くそうとする息子バンウォンの姿を見てわだかまりを捨て去り、親子は真に和解する。チョ・バクは明(みん)の姫と太子の縁談を支持してくれるようミン兄弟に持ちかける。当初は難色を示 […]
太子妃がキム・ハルロの娘に決まったと知ったイ・スクポンは、自分を裏切ったバンウォンに失望する。一方のキム・ハルロは王室の姻戚になることに不安を抱き、宮殿に入る娘に、何があってもひたすら耐え続けるよう言って聞かせる。バンウォンはミン・ムジルに、中軍総制(チュングンチョンジェ)を解任 […]
イ・スクポンはミン兄弟の勢力が大きくなっていくことについてバンウォンに忠告。一方のミン兄弟も、イ・スクポンの娘が太子妃になるのを阻止するため、キム・ハルロの娘を支持する。勉強に身が入らない太子譲寧(ヤンニョン)は、太子付きの内官(ネグァン) ノ・ブンから友人のイ・オバンという遊び […]
明(みん)の使臣を接待した譲寧(ヤンニョン)は、牛1000頭という皇帝の理不尽な要求を真っ向から非難し、周囲を慌てさせる。王妃と太子の威光を笠に着たミン兄弟は、朝廷で幅をきかせていた。ハ・リュンは、2人の父 ミン・ジェに、このままでは王から警戒されると忠告する。朝廷では譲寧の結婚 […]
漢陽(ハニャン)遷都から数年が経過。政治改革が功を奏し、朝鮮は泰平の世が続いていた。太子 譲寧(ヤンニョン)を始め大君(テグン)たちも皆立派な青年になった。しかし議政府(ウィジョンブ)ではミン兄弟とイ・スクポンが対立し、バンウォンも側室にかまけてミン氏との溝を深めるなど、不穏な要 […]
バンウォンは、何かと目障りなイ・ゴイ、イ・ジョ親子を流刑地送りにする。国の基盤固めのため朝廷の顔ぶれも一新された。一兵卒の身から右政丞(ウジョン スン)にのし上がったチョ・ヨンムの喜びは大きい。また、イ・スクポンと同じ議政府知事(ウィジョンブチサ)に昇格したミン・ムグも、ミン家の […]
譲寧(ヤンニョン)の立世子式が行われるが、譲寧が世子冊立を拒否。バンウォンに呼び出された譲寧は、血塗られた建国の歴史と兄弟を殺して簒奪した王座への嫌悪感を泣いて訴える。世子の件を密告したのがアン氏だと知ったミン氏は、バンウォンの留守を狙ってアン氏をこらしめようと画策する。バンウォ […]
イ・ソンゲが放った矢は歓迎門の太い柱に刺さり、バンウォンは無事だった。その後、鉄槌でも命を狙おうとするが失敗に終わったため、天の思し召しと観念したイ・ソンゲは、バンウォンと和解の杯を交わす。ようやく王権の基盤が固まり、バンウォンの時代が開こうとしていた。一方、祖父と父が再三争う姿 […]
無学(ムハク)大師の説得によりイ・ソンゲは宮殿に帰ることに。だがなぜか弓矢と鉄槌も抱えていた。イ・ソンゲ帰京の報に手放しで喜ぶバンウォン。しかしあまりに早い解決に一抹の不安を覚えるハ・リュンは、歓迎門に細工をする。イ・スクポンはミン兄弟の頼みを受け、バンウォンに太子冊立を促す。金 […]
バンウォンはハ・リュンに、国の将来を見据えた制度改革を指示する。いよいよ王権主義国家作りに本格的に乗り出したのだ。ミン兄弟は臺諫(テガン)をせっついて太子冊立を再び上書させたが、バンウォンにはねつけられたため、イ・スクポンに協力を仰ぐことに。イ・ソンゲのもとを訪ねた無学(ムハク) […]
開京(ケギョン)に凱旋したバンウォンは、二度と謀反が起きないようにするため安辺(アンビョン)と永興(ヨンフン)の格を下げる。官僚たちは戦勝の祝宴を開くが、イ・ゴイはイ・ソンゲが帰らなければ意味がないと水を差す。アン氏が男児を出産したが、差使(チャサ)を誰にするかで悩むバンウォンは […]
突然、後方の幕舎が燃え上がり、動揺するチョ・サイ。パク・マンの裏切りが分かった時には、すでに混乱するチョ・サイ軍に朝廷軍が四方から襲い掛かっていた。必死の反撃も虚しくチョ・サイら反乱の首謀者は捕らえられ、バンウォンは三族誅滅の刑を言い渡す。こうして親子の戦は幕を閉じた。開京(ケギ […]
東北面(トンブンミョン)にいるチョ・ヨンムに、永興(ヨンフン)府尹(プユン)パク・マンを取り込む計画が伝えられる。一方、女真族を失ったチョ・サイたちも、戦力補充のためパク・マンの部隊を西北面(ソブンミョン)に呼び寄せようと考える。開京(ケギョン)にいる家族を人質に朝廷軍から圧力を […]
元子(ウォンジャ)譲寧(ヤンニョン)は親子の争いを止めようとするが、バンウォンは邪魔だてすれば処刑すると言い放って出征する。明(みん)の皇帝に謁見したハ・リュンは、ある約束を取り付ける。バンウォンが戦場に着いた後も官軍は劣勢を覆せない。イ・スクポンは敵の内情を把握するために一計を […]
イ・スクポンは、官軍の士気を高めるためバンウォンに直接戦場に赴くよう勧めるが、本来は挙兵も避けたかったバンウォンはその提案に憤る。女真族も加わ り、ますます意気が上がるチョ・サイ軍は官軍を次々に撃破。連戦連敗の知らせを受けたバンウォンは、親不孝とのそしりも覚悟の上でとうとう親征を […]