ついに反旗を翻したイ・バンウォンと王子たち。何も知らないドジョンは、仲間たちと酒を酌み交わしながら、楽しいひと時を過ごしていた。だが、そこに現れたバンウォンたちが無慈悲に刀を振りかざす。
イ・バンウォンは、先手に出たチョン・ドジョンの前に屈する。イ・ソンゲの信頼を一身に受けたドジョンは、遼東征伐に向けて拍車をかける。だがその矢先にソンゲが病で倒れてしまい、チョジュンらは遼東に行くことを反対する。ドジョンは、邪魔者は排除しなければならないと考える。
チョン・ドジョンは遼東が孤立している今こそ占領すべきだとイ・ソンゲに訴える。だがチョ・ジュンは、明を刺激することになると言って反対する。2人の間で揺れるソンゲ。一方、イ・バンウォンは、私兵の廃止を強行しようとするドジョンを、武力で制圧するしかないという結論を下すのだが…。
挙兵してチョン・ドジョンを排除しようとするイ・バンウォン。ハ・リュンは、攻撃するより敵の人間を味方につけるべきだと助言する。バンウォンたちの企みに気づいたドジョンは、いち早く策を講じるのだが…。
朱元璋の命令どおり、ドジョンを明に行かせるべきだと主張するイ・スッポン。ドジョンは、鞠庁(クッチョン)を設置して、スッポンを操っている人物を自白させようとするが、チョ・ジュンは拒む。ドジョンたちが、もめていることを知ったバンウォン。時が来たとばかりに立ち上がる。
チョン・ドジョンは民の負担を増やすべきではないと主張するがイ・ソンゲは漢陽(ハニャン)遷都を決行する。一方、明にいるイ・バンウォン。朱元璋は、流刑か、投獄かのどちらかを選べとバンウォンに告げる。
イ・バンウォンは、私兵の廃止を訴えるチョン・ドジョンを煙たく思っていた。そして朝鮮はイ氏の国でなく、チョン氏の国になるとイ・ソンゲに訴える。どうしてもバンウォンへの不信感がぬぐえないドジョンは、ソンゲにバンウォンを明に行かせるべきだと主張する。
イ・バンウォンの前に、突如現れたハ・リュン。彼の狙いはバンウォンを王にすることだった。だが半信半疑のバンウォンは、ハ・リュンを試すことにする。一方、イ・ソンゲは遷都を宣言するがユン・ソジョンやナム・ウンたちの反対に遭う。
イ・ソンゲに呼び出されたイ・バンウォンは、自分が世子になれると確信していたがソンゲの口から出た答えは思いもよらないものだった。すべてを知ったバンウォンは誰よりも慕っていた義母である王妃の裏切りを知って心に深い傷を負う。
チョン・ドジョンはイ・ソンゲに、次期王になってほしいと必死で頼み、結局を承諾する。だが新朝廷には王氏(ワン)を中心とした勢力が根強く残っていたせいで、新王朝に背こうとする反勢力の動きが活発化していた。一方、世子(セジャ)の冊立が近づき、イ・バンウォンは落ち着かない様子を見せる。
チョン・モンジュの死を知ったチョン・ドジョンは、イ・バンウォンを冷たく突き放す。一方、都堂では恭譲王(コンヤン)の廃位を論じていた。自分の危機を感じた恭譲王はソンゲに会いに行き、同盟を結ぼうと提案する。
恭譲王(コンヤン)はイ・ソンゲが意識を取り戻すことを恐れていた。チョン・モンジュはソンゲを、高麗が断罪すべき人物だと主張する。死刑が決まったチョン・ドジョンは、ソンゲに大業を成し遂げられないまま先に死ぬ自分をゆるしてくれと詫びるのだが…。
イ・ソンゲが落馬したという話しを聞いたチョン・モンジュと恭譲王(コンヤン)はユン・ソジョンとチョ・ジュンたちを捕えて、ソンゲを排斥することにする。これに気づいたイ・バンウォンはソンゲにこの話を伝える。一方、流罪されたドジョンは、ここで思いがけない再会をする。
チョン・モンジュはチョン・ドジョンが卑しい身分の者が国を乱したという理由でドジョンを牢屋に入れる。チョ・ジュン、ユン・ソジョン、ナム・ウンはねつ造だと訴えるが恭譲王(コンヤン)とモンジュは、ドジョンたちに圧力をかけ始める。
チョン・ドジョンは、イ・ソンゲに自分の気持ちを踏みにじったと責める。ソンゲは血が流れる大業は望まない、チョン・モンジュが執政大臣として捧げる玉璽でなければ受け取らないと言われたドジョンは、その気持ちをしっかりと受け止める。
チョン・モンジュは、イ・セクを都堂に復帰させようとするがチョン・ドジョンの一派に猛反対される。ユン・ソジョンはイ・セクが偽の王(ワン)氏を王にしたという名分で、イ・セクを弾劾しようとするのだが…。
チョン・モンジュはチョン・ドジョンとイ・ソンゲを逆賊だと非難し、共に大業を成し遂げようと言うドジョンの頼みを拒絶する。チョ・ジュンら、ドジョンの仲間たちはウ王と今上を廃位して、ソンゲを即位させようとするが、これに気づいたモンジュは定昌君(チョンチャングン)の名を挙げる。
キム・ジョらはウ王の命令で、イ・ソンゲの暗殺を企て、クァク・チュンボに会いに行く。一方、チョン・ドジョンは土地改革に異見をとなえるイ・セクの弟子たちに、罪を着せてイ・セク一派を追い詰める。そんなドジョンの姿にチョン・モンジュは憤りを感じていた。
イ・ソンゲは、イ・セクとその弟子たちから使臣として明に行くことを要求され、チョン・ドジョンたちは危機的な状況に陥る。そしてソンゲの息子、バンウォンに父親の代わりに明に行くことを促すのだが…。
チョ・ミンスの審問が始まり、イ・ソンゲとチョン・ドジョンは影で操っていたイ・イニムの所に行く。一方、チョ・ジュンは改革の1つである土地改革について、ソンゲに力説する。ドジョンとチョ・ジュンが中心に行う土地改革にイ・セクは反対し、師弟関係を解消すると言う。