ハン・ミョンフェはなんとしても粋嬪ハン氏が大妃になるのを阻もうとしていた。だが粋嬪ハン氏も大妃の座を手に入れるためには手段を選ばない勢いだった。大王大妃は二人を和解させようと試みるのだが…。朝廷は激しい論争の末、粋嬪ハン氏を大妃ではなく、仁粋王妃とする決定を下す。これで大妃問題が […]
亀城君が謀反を企てたという知らせが大王大妃に伝えられる。大王大妃は粋嬪ハン氏の陰謀ではないかと疑い、ハン・ミョンフェに亀城君を助けるよう内密に要請する。だがハン・ミョンフェは大王大妃の要請に反して事を公けにしてしまう。粋嬪ハン氏はこの機に乗じて大王大妃と官僚の一人を言いくるめ、一 […]
ハン・ミョンフェがいつまでも自分を大妃にさせないため、粋嬪ハン氏は王妃を選び直すと言い出す。一方、母の願いを叶えたい成宗はなんとか大妃の座を与えようと功臣たちに働きかけていた。朝廷では粋嬪ハン氏を大妃とするか否かで激しい議論が繰り広げられるが決着はつかない。その頃、ユ・ジャグァン […]
大王大妃の垂簾聴政が始まる。だが大王大妃のすぐ側には屏風の影に隠れた粋嬪ハン氏の姿があった。これを知った官僚たちは反発の声をあげる。だが大王大妃から大妃の座を約束された粋嬪ハン氏は今や権力を掌握したも同然だった。成宗が聖君になれば誰も自分を批判しないとハン氏は考えていた。その頃ハ […]
成宗は母親粋嬪ハン氏を宮殿に住まわせると主張する。大王大妃も了承し、粋嬪ハン氏を大妃にすべきかと考える。ハン・ミョンフェは粋嬪ハン氏の飽くことなき欲望が宮殿に災いを招くと予言するが、大王大妃は文盲の自分に代わり、粋嬪ハン氏を摂政に指名する。粋嬪ハン氏はハン・ミョンフェと水面下で工 […]
粋嬪ハン氏は自分が大妃になれなかったのはハン・ミョンフェの差し金だと激怒し、ミョンフェを孤立させようと考える。ユ・ジャグァンは亀城君と大王大妃に手を組ませ、摂政をさせようと計っていた。まだ13歳の成宗を巡り、誰が摂政になるかは宮殿の重大な関心事だった。朝廷では激しい議論が続いたが […]
睿宗の死でハン・ミョンフェは者山君を喪主にせよと大妃に詰め寄る。シン・スクチュの後押しもあり、大妃はついに者山君を喪主にし、その日のうちに即位させる。ところが粋嬪ハン氏はあれほど望んだ大妃の座を得ることができなかった。そんな粋嬪ハン氏の処遇を巡って宮殿には早くも波風が立つ。それを […]
睿宗の足はすでに壊死状態となっていた。それを知った大妃は次期王のことを真剣に考え始める。斉安大君はまだ幼く、周囲は敵ばかりで見守る人間がいなかった。それに比べ者山君の周囲は粋嬪ハン氏ら味方で溢れていた。大妃は粋嬪ハン氏の企みに気付きながらも、者山君即位を思わず口にする。その中で睿 […]
睿宗が倒れたと聞き、粋嬪ハン氏は宮殿に急ぐ。家を出る前、彼女は二人の息子に今後の覚悟を語って聞かせる。この時睿宗はまだ世子を冊立していなかった。睿宗の嫡男斉安大君は当時5歳。即位には幼すぎたがユ・ジャグァンは粋嬪ハン氏の気勢をそぐために斉安大君を世子にすべきだと大妃に訴える。その […]
睿宗の病はひどくなる一方だった。粋嬪ハン氏がその噂を確かめに昌徳宮に出向くと、そこにはユ・ジャグァンがいた。ユは睿宗の病状を粋嬪ハン氏に隠そうとしていた。ユは謹慎中の亀城君を訪ね、睿宗が長くないことを伝える。王族の亀城君は王位への欲望を秘めていた。そんな中、大妃に睿宗が倒れたとの […]
ナム・イが捕らえられ、尋問が始まる。シン・スクチュはハン・ミョンフェがユ・ジャグァンとともにナム・イを陥れたことに怒る。ナム・イは盟友クォン・ラムの娘婿だった。亀城君は奸臣らの陰謀だと睿宗に訴えるが、どうにもならなかった。大妃の信頼を得、亀城君ら新興勢力を退けた粋嬪ハン氏には今や […]
ユ・ジャグァンの言葉に勇気付けられたナム・イは謀反を決意する。それを確かめたユはその足でナム・イを告発する。謀反勃発の知らせに大きな衝撃を受けた大妃はその場に倒れこんでしまう。睿宗もこの事態に動揺を隠せなかった。ユはハン・ミョンフェに預けていたナム・イの詩を示して、謀反の証拠とす […]
ユ・ジャグァンの計略によって官僚たちは収賄の疑惑をかけられ、解明のための調査が始まる。この決定は睿宗に代わり大妃によって出されたが、その側には粋嬪ハン氏がぴったりと寄り添っていた。粋嬪ハン氏は字の読めない大妃のために調査結果を代読し、疑惑をかけられた官僚の処遇にまで口を挟む。一方 […]
宮殿にやってきた粋嬪ハン氏は大妃の前で号泣してみせる。大妃はこれまでのことは水に流して自分を助けるようにと優しくことばをかけるのだった。そんな二人を温かく見守る睿宗が足を引きずっているのを粋嬪ハン氏は見逃さなかった。ハン・ミョンフェの紹介で粋嬪ハン氏を訪ねたユ・ジャグァンは彼女の […]
大妃が功臣に国葬都監を任せると言い出し、国王睿宗も譲歩する。だが石室を作らぬべきという新進勢力と、作るべきという功臣たちが対立していた。ハン・ミョンフェは大妃の決定に従えと進言するが、睿宗は粋嬪ハン氏の意見を聞くことにする。粋嬪ハン氏が宮殿に向かった頃、ユ・ジャグァンはハン・ミョ […]
悪夢に悩まされていた世祖が危篤状態に陥る。ようやく粋嬪ハン氏が呼ばれるが、到着前に世祖はこの世を去ってしまう。数々の功績を残した名君世祖だが、甥の王位を奪ったという罪の意識から逃れることはできなかった。ユ・ジャグァンとナム・イはこの機に功臣たちを始末しようと、世祖の死を翌朝まで公 […]
ハン・ミョンフェの家で容態が悪化した世祖は急ぎ宮殿に戻る。そして謀反を起こした逆臣の親族たちをすべて赦免するよう命じた後、世子へ譲位する。世子が即位すると、次に世子の側室昭訓ハン氏が王妃に冊立された。これにより、粋嬪ハン氏の大妃への夢は打ち砕かれた。粋嬪ハン氏は夫の位牌の前で悲し […]
世祖はハン・ミョンフェら老いた功臣たちを集めて自分の墓の相談をする。だがハン・ミョンフェは墓の話には耳を貸さず、世子を自分たちに任せるように進言する。世祖はハン・ミョンフェに感動し彼の家で酒を酌み交わす。世祖がハン・ミョンフェの家にいると知らされた粋嬪ハン氏はお呼びがかかるのをじ […]
世祖が倒れる。病の床で世祖は亀城君を領議政に任命し、政務を世子に任せると言い出す。それを知った粋嬪ハン氏は宮殿に赴くが、世祖は会おうとしない。世祖はそのまま孝寧大君の屋敷に居を移す。粋嬪ハン氏は世祖のいない宮殿で、なんとしても者山君を世孫とするという確約を取り付けようと画策してい […]
世祖が譲位すると言い出すが、官僚たちの反対は強かった。ユ・ジャグァンは朝廷を一新させ、まだ28歳の亀城君を領議政にするべきだと進言する。ところが亀城君とともにイ・シエの乱を鎮圧したナム・イは自分が冷遇されているとユ・ジャグァンに不満をぶつけ、さらに世祖にまで直訴してしまう。世祖は […]