ヤムジョンに息子殺しの黒幕として嬪宮に恨まれると脅された仁祖は、嬪宮への警戒心を募らせる。兄弟たちに世子の死因究明を迫られた嬪宮は、世孫の将来を思いこれを退けるが、仁祖への疑念が頭を離れない。王妃の座を狙うヤムジョンはチョ・ギに母を正室にするよう圧力をかける一方、世孫を世子に冊立 […]
世子急逝の報を受け東宮殿に駆けつけた仁祖。変わり果てた息子を抱き慟哭するが、嬪宮の登場でお株を奪われる。朝廷は早くも新たな世子冊立に動き出し、領議政らは世孫を世子にすべきだと主張するが、仁祖の心はポンニム大君に傾いていた。ヤムジョンは世孫が世子になるのが道理と見極め、その前に王妃 […]
世子の暗殺を目論むキム・ジャジョムは清の使節の到着を遅らせるようチョン通訳官と密議を交わす。ヤムジョンは清が仁祖を清に連行しようとしておりそれが実は世子の陰謀だと主張、世子を亡き者にすべきだと仁祖に迫る。一方ジャジョムらの策略を知るキム内官は父への思いに苛まれる世子に何としても生 […]
天主教の思想に疑問を抱く仁祖に世子は西洋文明の先進性と清がなぜ強国となったかを必死に説くが、とうとう仁祖の逆鱗に触れてしまう。ヤムジョンは世子が仁祖の意に背くようになったのは嬪宮に責任があると訴え世子から嬪宮を引き離すよう主張する。さらに王妃から侍女のチョン尚宮を引き離し世子の孤 […]
長年にわたって温めてきた目指すべき新しい国作りの構想をついに世子は命を削りながら具申書『治国新書』にまとめ上げる。それをポンニム大君の橋渡しの甲斐あって何とか仁祖に手渡すことができるのだが、仁祖はその具申書を読むべきかどうか迷う。嵐の訪れを予感する王妃は突然実家に帰って静養すると […]
再び懐妊し貴人に昇格したヤムジョンを牽制しようと嬪宮は内命婦の長として王妃が取り仕切る祭事・親蚕礼の許可を仁祖から取り付け実施する。宮廷内では世子への譲位が噂されるなか嬪宮の存在感が増していく。9年ぶりに帰国したポンニム大君を仁祖は履き物も履かずに大殿の前で出迎える。仁祖に対しポ […]
国を思い父親を敬うあまり夜中に大殿の前で涙を流すソヒョン世子。しかし仁祖はそんな世子の行動を素直に受け取ろうとせず、自分の病状を探りに来たのだと曲解する。ついにイ淑媛の部屋の軒先に箕が掛けられる。イ淑媛がヤムジョンの悪行を証言する意思を固めたことを知った王妃は彼女を中宮殿に連れて […]
ヤムジョンを断罪する決心を固めた王妃はヤムジョンを大殿から連行し冷宮に監禁する。仁祖はヤムジョンを救おうとするが宮中のしきたりによって王様は内命婦の問題に口出しができない。王妃の攻勢に対してキム・ジャジョムは仁祖にソヒョン世子の弟ポンニム大君を帰国させるよう促す。一方、嬪宮は代理 […]
帰国を前にして清のチョン通訳官に賄賂を渡す官吏が続出する中、チョン通訳官は清国摂政ドルゴンの名代として仁祖に世子への譲位を迫る。一介の通訳官の無礼に激怒する仁祖にヤムジョンは清の要求を受け入れたと見せかけるために仮病を使って世子に代理聴政をさせるよう進言する。一方、チャンニョル王 […]
席藁待罪の最中にソヒョン世子は仁祖の叱責を受け気を失ってしまうが、嬪宮カン氏が宮殿に入れないため世子の傍にはキム内官以外誰もいない。そんな世子にキム・ジャジョムの魔の手が忍び寄る。シム・ギウォンの謀反事件の収束後、宮中の集いに出かけたヤムジョン親子に思わぬ事件が起こる。しきたりに […]
ソヒョン世子の帰還を喜び催した宴で王位を世子に譲ると宣言した仁祖であったが、シム・ギウォンの謀反の動きを察知し宴を途中退場する。世子が新王として担がれていると知らされた仁祖はキム・ジャジョムに首謀者らを取り締まるよう命じる。しかしすべては仁祖の疑心を煽るためにジャジョムが描いたシ […]
チャンニョル王妃を陥れようとするヤムジョンの計略によって女官たちが次々と拷問にかけられる。計略を知るイ淑媛の侍女の口から真相が露呈するのを恐れたヤムジョンは自ら拷問に手を染めてしまう。清が明を滅ぼしついにソヒョン世子が朝鮮への帰還を果たす。しかしそこには清国摂政ドルゴンの親書を携 […]
チャンニョル王妃に宛てた嬪宮カン氏の書信を発見した仁祖は2人が謀反を企んでいると疑い王妃を廃位させようとする。仁祖は重臣キム・リュの説得を受け入れて廃位を思いとどまるが新しい国作りを目指す嬪宮への嫌悪を増幅させていく。一方、ヤムジョンは宮殿に呪符とわら人形を持ち込み母親のハン・オ […]
嬪宮カン氏に亡き父への弔問を諦めさせたチャンニョル王妃は今度は世子夫妻が清に戻る前に後継ぎがソヒョン世子であることを明確にするため宴を催すよう仁祖に進言する。宴に併せて中宮殿には王妃や嬪宮、側室たちが集まった。そこで嬪宮がヤムジョンに耐えがたい侮辱を与える。その後、自分の子供の養 […]
世孫ソクチョルを人質に差し出すことでソヒョン世子と嬪宮カン氏は8年ぶりの帰国を果たす。そんな世子夫妻に仁祖は宮殿入りを日没まで許さず世子に女人用の駕籠で入宮するよう命じる。世子の挨拶すら受けようとしない仁祖を説得するようヤムジョンに持ちかけられたチャンニョル王妃は仁祖に親子の和解 […]
チャンニョル王妃を宮殿に呼び戻し一夜を共にした仁祖はヤムジョンが産んだ息子スンソン君を立派な王子に養育するよう命じる。王と息子を王妃に奪われた形のヤムジョンだが、偽の王子を溺愛する仁祖をあざ笑う一方で中宮殿の前で仁祖を想い涙する。嬪宮カン氏の実父が逝去したにもかかわらず弔問すら許 […]
ヒョンイクが妊婦の腹を割いて取り上げた男子を自分が産んだ息子だと詐称することに成功したヤムジョンは昭媛から昭容に昇格するが飽くなき野望を追求する。ヤムジョンは王妃の座を我がものにしようとあろうことか王妃の食事に毒を盛ろうと画策する。清の皇帝太宗の死去の報に狂喜乱舞する仁祖を尻目に […]
ヤムジョンの陣痛が始まりヒョンイクは男の赤子を求めてかけずり回る。果たしてヤムジョンは男子を産むことができるのか。明に寝返った援軍と内通した嫌疑でソヒョン世子を投獄した清は、世子を釈放してほしければ瀋陽に出向いて謝罪しろと仁祖に要求する。誰も仁祖の代わりに清に赴こうとしないなか、 […]
ヤムジョンと流産したイ淑媛に毒を盛ったのはチャンニョル王妃ではないかと疑った仁祖は王妃を別宮に追いやるが、宮中では男子出産に血道を上げるヤムジョン犯人説が噂される。仁祖もヤムジョンへの疑いを深める中、彼女は身の潔白を偽装するために捨て身の行動に出る。一方、瀋陽では清に派遣した援軍 […]
イ淑媛の出産を阻もうと菓子に毒を仕込んだヤムジョンはアリバイ工作のために自らも毒入り菓子を口にし中毒症状に苦しむ。そしてイ・ヒョンイクの治療も拒みあくまで目的を果たそうとする。明との決戦を控えた清から援軍要請が仁祖のもとに届くが朝廷の意見はまとまらない。その間隙をぬって兵権奪取は […]