年若いながらも王の愛妾や側室を味方につけ、着々と宮殿の中での地位を確立していくチャンニョル王妃であったが、いまだ王との床入りはかなわず試練の日々を過ごしていた。そんな王妃をよそに、イ淑媛に続きヤムジョンも懐妊をし、宮殿は一見和やかな祝福の空気に包まれる。一方でヒョンイクはヤムジョ […]
王の成婚を祝すという名目で朝鮮への一時帰国を許された嬪宮カン氏は、我が子である世孫ソクチョルに会いたい一心で、清より馬に乗って駆けつける。清へ連行され奴隷となっていた朝鮮の多くの民を解放した嬪宮は、人々に歓声をもって迎えられる。清の風習を取り入れた上に民にも慕われる嬪宮を快く思わ […]
娘を産んだことにより、王妃の座を狙っていたヤムジョンの野望はついえる。王への復讐を企てるジャジョムは、落胆するヤムジョンに次の機会を狙えと諭す。そんな中、臣下の強引な勧めによって新しい王妃を迎えることになった王は、敗戦の重荷を抱えながら大々的に王妃候補を募ることをよしとせず、領議 […]
ヤムジョンの懐妊を喜ぶ母ハノクは、医員のイ・ヒョンイクを巻き込みながら、息子を産ませようとあらゆるまじないを試す。王を倒すべく仲間と共に武芸に励んでいたヒョクは、酔った勢いでヒョンイクを前に「ヤムジョンのおなかの子は自分の子だ」と言い放つ。ヒョクの言動を知ったヤムジョンは、自分の […]
生娘かどうかを調べる儀式を無事にやりすごし、王の寵愛を一身に受けるようになったヤムジョン。今はまだ側室として最下層の身分である「淑媛」だが、息子さえ産めば出世がかなうと野心を燃やし、王の歓心を得るために取り入っていく。一方でジャジョムは、清より戻った臣下に世子に関する虚偽の報告を […]
王様の側室となる段取りが進む中、ヤムジョンは自分を呼び出したヒョクに想いの丈をぶつけ、一晩を共にする。そばにいてほしいと懇願するヒョクに、王の側室となり万人をひざまずかせてみせると言い放つヤムジョン。ジャジョムの養女になり、大いなる野望を抱き宮殿へと乗り込むヤムジョンであったが、 […]
キム・ジャジョムの思惑のままに、本人の意思に関わらず王様の側室として送り込まれるべく監禁されたヤムジョン。当初は激しく抵抗するも、自分を蔑み軽んじた者たちを見返すことを心に誓ったヤムジョンは、都で一番と言われた妓生ソルチュクのもとで王を手玉に取るための技量を磨き始める。その頃、人 […]
臣下の反逆と民心の離反を恐れる王は、自らの盾とすべくキム・ジャジョムを赦免し無人島から都へと呼び戻す。涙を流しながら王への感謝を表すジャジョムであったが、冷めやらぬ悔しさを胸に、ある計略を企てキム尚宮に協力を求める。一方、ナム・ヒョクとの結婚を夢見るヤムジョンは、淡い期待を抱きつ […]
殺してしまった清兵の埋葬を手伝ってくれたナム・ヒョクとの距離を縮めるも、自分の気持ちに素直になれないヤムジョン。母親を訪ねてきた父親の勝手な言いぐさに、幼少期に本妻になじられる母の姿を思い起こしたヤムジョンは、両班の側室の娘として生まれた境遇をよしとせず、いつか見返すことを固く決 […]
朝鮮時代中期 1637年1月30日、清軍の侵攻を逃れ南漢山城で籠城していた仁祖は清の皇帝の前に膝を屈し、三跪九叩頭の礼をもって屈辱的な要求とともに服属を受け入れる。王が降伏したとの知らせを受けた都元帥キム・ジャジョムは宮殿に駆けつけるが、王に激しく叱責され斬首を言い渡される。清兵 […]