朝廷で宣祖と臣下たちが集まっている中、国王と朝廷を非難が書かれた壁書が見つかり、さらには一部の兵士と労役者が兵器庫に火をつけ逃走し、良民が両班の蔵を襲ったという知らせが届く。国庫も底を突き、起きてもいない倭変に備えるために軍役に労役を強いられ苦しむ民の負担を減らすべきだという意見 […]
再び王世子の建儲を朝廷に持ち込んだチョン・チョルをはじめとする西人は、宣祖の逆鱗に触れ、事実上西人は滅びてしまう。またイ・サンヘとリュ・ソンリョンはチョン・チョルの処遇をめぐり、袂を分かつことになり、東人は北人と南人に分かれる。朝鮮への出兵のために名護屋城を建てていた豊臣秀吉は、 […]
宣祖は倭が攻めてくるという噂を流す者を厳しく処罰することを指示する。そして国中に貼り紙をして、官衙の許可なくよその地に動いた者を罰すると告げる。また宣祖は意を決する。倭が攻めて来た時は、過去の歴史にもあるように、みずから倭の本土に出向き倭を征伐すると宣言し、朝廷を驚かせる。一方で […]
倭国に通信使と行ってきた正使のファン・ユンギルと、副使のキム・ソンイルは、帰国後、朝鮮の朝廷でお互いに正反対の意見を述べ、朝廷を混乱させる。そして帰国する際に話したファン・ユンギルの意見で南方の民が次々と北に非難するという事態に陥る。宣祖はリュ・ソンリョンに民の動向を見守るよう指 […]
チョン・チョルは王世子の建儲を宣祖に直訴しようと、イ・サンヘとリュ・ソンリョンと一緒に宮殿に向かおうとする。しかしイ・サンヘは風邪を理由に宮殿には行かず、チョン・チョルとリュ・ソンリョンの2人で行くことになる。チョン・チョルが王世子の建儲の話を持ち出すと、宣祖はまだ自分が生きてい […]
潜行に出ていた宣祖は朝廷の大臣たちの集まる場所に行き、今日は自分が皆を接待したいと言って大臣たちを驚かせる。宣祖は酒の席で朝廷の派閥争いを危惧し、今後、党派の権力争いを耳にしたら死をもって償ってもらうと警告する。イ・サンヘとリュ・ソンリョンは宣祖の言葉は全権を王が握るという意味で […]
癸丑年の獄事にソン・イクピルが介入したことを知ったリュ・ソンリョンは、無実の罪で死んで行った学者たちのことを考え、胸を痛める。しかしソン・イクピルから、獄事は王位を確固たるものにしたかった宣祖の企みだったと聞いたリュ・ソンリョンは自分の耳を疑う。そしてリュ・ソンリョンは宣祖を尋ね […]
兵判を通じて軍器寺で秘密裏に開発した飛撃震天雷という時限爆弾が、決して知っているはずのない反逆者、沙火同の口から漏れる。沙火同の告白により朝鮮全土に数十人の間者が潜伏していることが明らかになり、飛撃震天雷の図面が盗まれたことも明らかになる。朝廷は軍事機密の流出を防ぐため、海を越え […]
通信使を派遣すべきだと主張する柳成龍は、宣祖にじか談判に行くのだが門前払いを食らう。一方、宣祖から朝廷に呼ばれた鄭澈は、東人の勢力を牽制する宣祖に指示を受けると、東人に反逆者の疑いをかけて次々と尋問し処刑していく。そして最後に残った柳成龍の番になった。反逆者の手紙に名前が上がって […]
法典「大明会典」に簒奪者が建国した国という汚名を記されていた朝鮮は、およそ200年にわたって明に修正を要請していた。1589年(宣祖22年)、ついに宿願が叶い、誤記は正されることになる。これにより傍系である宣祖は嫡流でも成しえなかったことを行ったことで、重圧から解放される。時同じ […]