平壌城の戦で朝明の連合軍は倭軍を倒し、7か月ぶりに奪還に成功する。そして倭軍に支配されていた平安道地方を取り戻し、戦勢を逆転させるきっかけをつかむ。ところが待ち伏せして倭軍を討つ作戦を立てていたのに、右防御使が勝手に投げ出し撤退してしまう。明軍の指揮下にあるため、管轄外であるリュ […]
李如松が率いる明の援軍4万3千人が到着し、宣祖は喜んで彼らを出迎える。朝鮮の残兵を聞いた李如松は、祖承訓の部隊に朝鮮軍を編制すればいいと言ったが、それを聞いた左議政は腹を立て、明軍と朝鮮軍を連合しつつ独立させてはどうかと話す。李如松の態度で大臣たちの空気は氷つくのだが、宣祖はかた […]
倭賊が晋州城を狙っていることを察知したリュ・ソンリョンはすぐに光海君の所に行き、急いで義兵と官軍に檄文を送り、晋州城を死守するよう指示を出させる。そしてリュ・ソンリョンは急いで義州にいる宣祖に会いに行き、倭賊が晋州城を狙っていることを告げる。晋州城では義兵と官軍が力を合わせ、決し […]
宇喜多秀家を襲撃する絶好の機会に恵まれた朝鮮軍。光海君はイ・イル将軍に命じ、敵の総大将の首を取ってくるよう命じる。そして勝利を収めて帰ってきたイ・イルを、分朝は全員で歓迎する。今回は逃げることなく戦ってきたイ・イル将軍は意気揚々としていたものの実際には肝心の宇喜多を逃し、副将と捕 […]
百万の大軍だと自称する明の遊撃将軍の沈惟敬は、皇帝の使者としてたった1人でやってくる。宣祖との密談で事を進めようとする沈惟敬に朝廷の大臣たちは反発するものの、明の言いなりになっている宣祖のせいで大臣たちは振り回されてしまう。沈惟敬は宣祖と朝鮮の朝廷には黙って、倭と協商の場を設ける […]
順倭したコン・ヒギョムの首を持ち監営に押し入ったクァク・ジェウと義兵たちは武器庫にある武器を提供してほしいと伝えるが、観察使に官庁の武器を奪う者は泥棒だと言われ一触即発の状況に陥る。その話を聞いた宣祖は義兵を非難し、戦を終えたあと、私兵になり王位を脅かす存在になるだろうと予想し、 […]
火砲長が開発していた飛撃震天雷という時限爆弾が完成し、徐々に戦は朝鮮軍に有利に動いていく。そして祖承訓が率いる5千の明軍は南下する。日本軍は明の兵がたとえ5千であっても、恐ろしい威力の火砲を持っているという情報をつかんでいた。その一方で日本軍は風土病に悩まされ、兵士たちの回復に時 […]
光海君は宣祖から国事の全権を任されたので、わざわざ宣祖にお伺いを立てず、自分の判断で敵と戦うことを決意する。府院君はそんな光海君を頼もしく思い、また応援し助言する。敵陣に乗り込もうと意気込む光海君の前に左賛成のチョン・タクも助っ人として現れ光海君はさらに力を得る。一方、光海君が勢 […]
明から援軍を迎えるにあたり兵糧の確保に努めるリュ・ソンリョン。しかし戦が終わらず山に逃げ隠れた難民が暴徒と化し、官庁の米を略奪する事件が相次いだ。官員と間違えられたリュ・ソンリョンは難民に暴力を振るわれ怪我をするが、兵糧を取り戻すために知恵を絞る。そうして捕まった難民たちは助けて […]
明の林世録が急ぎ50人の兵士を率いてやってくる。そして後から祖承訓が5千の兵を引き連れて駆け付けるという知らせを聞き、リュ・ソンリョンは喜ぶのだが、通りがかった早馬から平壌城を陥落されたという知らせを聞き落胆する。そして朝廷では咸鏡道に向かっていた王妃が引き返しているという知らせ […]
何度も戦で負け、北に播遷する宣祖に初めて戦勝の報告が届く。それは全羅左水使イ・スンシンからの書状であった。海上での戦い朝鮮軍は敵の補給路を遮断し、反撃して勝利を得たという内容に、宣祖をはじめ朝廷の臣下たちは安堵のため息をつく。釜山に入国した石田三成は戦況の報告を受ける。臨津江まで […]
臨津江の戦で何とか倭賊を止めたいと思う宣祖は、若手の武将ハン・ウンインと老将のキム・ミョンウォンに指揮権を与えようとする。宣祖の決断では再び戦に負けると考えたリュ・ソンリョンは冷静な意見を上げる。しかし宣祖は漢江の戦いでろくに戦うこともせずに逃げたキム・ミョンウォンなど信用できぬ […]
罷免を言い渡された領議政イ・サネは、年寄りが役に立つことはないと潔く身を引く。だがイ・サネは最後にリュ・ソンリョンに頼み事をする。それは宣祖がこの戦に耐える力がないので、王様にではなく民に国を返す気持ちで宣祖のそばを離れず戦って欲しいと話す。リュ・ソンリョンは平服に着替えて宣祖に […]
播遷先の開城にいた宣祖は播遷することになった責任を、領議政イ・サネと都体察使リュ・ソンリョンになすりつける。2人に罷免を言い渡し役職から外したものの、都から駆けつけた同知中枢府知事イ・ドッキョンから、倭軍に都が占領された話を聞かされる。敵が目と鼻の先に迫ったことを知ると、宣祖は再 […]
戦況が悪化し、倭が忠州から漢陽に向かったと聞いた宣祖は、すぐさま播遷すると言い出す。都に残り戦うと言ったはずの宣祖の心変わりにリュ・ソンリョンは驚き反対する。宣祖は直ちに光海君を世子にすると宣言するものの、これは戦のための一時的な対応としての冊封で、戦が終わったら、世子の冊封をや […]
シン・リプ将軍はリュ・ソンリョンの助言をよそに、鳥嶺での潜伏を諦め、川辺での正面戦争を選ぶ。敵の兵力ははるかに多い。シン・リプは敵が中央と左右に分かれて攻撃することを読み騎馬軍が優位になるよう対策を練るが、川辺の湿地帯が馬と兵士の足かせとなり、あっけなく負けてしまう。シン・リプ将 […]
倭軍が漢陽に向かって猛進していることを聞き驚く宣祖。さらにはもうすぐ鳥嶺を越えるだろうという知らせが入ってくる。その知らせを聞いた宣祖は倒れてしまう。これは倭変ではなく戦であると判断したリュ・ソンリョンは直ちに朝廷に持ち込み対策を取るべく努める。宣祖は通信使の意見が分かれたことが […]
戦の先陣に立つことを自ら申し出た小西行長は、戦が起きると忠告したのにも関わらず取り合わなかった朝鮮の地に、平義智と玄蘇を引き連れて乗り込む。海が真っ黒に染まるほどの400隻の船が釜山浦に入ってくると、無防備な朝鮮の兵士はただただ驚くだけで、まったく太刀打ちできない。戦に慣れている […]
宣祖は自分に黙って亀甲船を造っていたリュ・ソンリョンを呼びつける。リュ・ソンリョンは国の防衛のためにどうしても譲れず、京商の支援を受けて隠密に造船を進めていたことを話す。しかし宣祖はいくら国のためであっても王命に背いたことには違いないとリュを責め立てる。しかしその一方で、自分の命 […]
民の動揺は少し落ちつく気配を見せたものの、やはり国庫は底を突いたまま。不安になった宣祖はリュ・ソンリョンに、どうせ勝算がないのなら水軍を廃止し、いっそのこと陸軍に力をつけてはどうかと持ちかける。話を聞いたリュ・ソンリョンはその場であり得ないと反発する。宣祖の話を聞いた朝廷は賛成と […]