ハン室長から手荒い暴行を受け、命からがら逃げ出した先で、タックはユギョンと12年ぶりの再会を果す。ユギョンにパン屋で働いていると嘘をついたタックは、パルボン・ベーカリーへの復職を懇願、門前払いを受けるが……。
母親の消息を聞き、生きる目標を失ったタックはパルボン・ベーカリーを去ってしまう。駅をさまよっていたところを、初恋相手のユギョンがタックを発見する。思いがけない再会を果たすが、目前で見逃してしまう。
タックとマジュンはパルボン・ベーカリーの弟子入り試験を受け、タックは予想外に試験に合格。タックの名前を聞いたマジュンは思いがけない再会に衝撃を受ける。そんな中、イルチュン会長がかつての師匠であるパルボン先生を久々に訪問する。
コソン家を飛び出して12年後、タックは母親を連れ去った風車の入れ墨の男が仁川の老舗パン屋、パルボン・ベーカリーで働いているという情報を入手。訪ねていくと門前払いを食らうが、思わずパン業界の伝説的存在、パルボン先生と再会することに。
タックの存在を疎ましく感じていたハン室長は、ユギョンの父親シンに金を渡し、タックの母親ミスンに危害を加えるよう依頼する。ユギョンの電報で母親のピンチを知ったタックは故郷へ急ぐが、母親は風車の入れ墨をした謎の男に連れ去られ、行方知れずに。
タックは甘い匂いに誘われ、入室禁止の作業室に入る。そこではイルチュン会長が無心にパン作りをしていた。会長はタックを怒るどころか、鋭い嗅覚を持つタックの才覚にパン作りの才能を見出す。
ハン室長に脅され、いよいよ行き場を失ったミスン。イルチュン会長の屋敷を訪ね、タックを息子として育ててくれと懇願する。姑ホンは彼女の訪問を歓迎し、快くタックを引き受けるが、インスクは断固拒否する。
ミスンの息子タックは小学生となり、貧しいながらも伸び伸びと成長していた。ある日、友だちに誘われコソン食品のパン工場へ行く。そこでタックは出来心でパンを盗んでしまい、イルチュン会長に通報されてしまう。
コソン食品ク・イルジュン会長の妻ソ・インスクは、跡取りとなる子どもを産むことが出来ず、姑(ホン女史)から冷遇を受けていた。そんな中、インスクはコソン家の家政婦であるキム・ミスンが、会長の子どもを身ごもったという事実を知り激怒する。