太子 譲寧(ヤンニョン)とポン・ジリョンが内禁衛将(ネグミジャン)らに捕まった。しかし譲寧はバンウォンの哀願にも頑なに心を閉ざし反省の色を見せない。バンウォンは憂さを晴らすため、イ・スクポンと大君(テグン)たちを連れて狩りに出ることに。しかしそれには別の目的もあった。一方、済州島 […]
非常警戒令が発令された。官僚たちは夜中にも関わらず宮殿へ駆けつけるが、イ・スクポンだけはある意図から欠席した。バンウォンは集まった官僚らを解散させ、政丞(チョンスン)だけを大殿(テジョン)に呼んだ。史書の記述方法についてハ・リュンに脅しをかけるためだ。太子 譲寧(ヤンニョン)もポ […]
アン氏と一夜をともにしたチョ・ヨンムだが、アン氏が実は大殿(テジョン)の尚宮(サングン)であると知って頭を抱える。王様の女を寝取ったことになってしまったのだ。バンウォンは、史書を編さんしているハ・リュンに、王室の名誉が傷つくことは書かないように警告が必要と考える。そして太子や大君 […]
太子 譲寧(ヤンニョン)のあまりの達筆ぶりにバンウォンは譲寧を見直し、今までの放蕩もすべて水に流す。譲寧は官僚たちの前でも慶会楼(キョンフェル)の扁額を書き、絶賛の言葉を浴びる。ポン・ジリョンは仁川(インチョン)に追放された。しかし護送の兵たちが帰ると、賜った絹を捨て、漢陽(ハニ […]
父からムチで打たれた太子 譲寧(ヤンニョン)だが、かえって吹っ切れた気持ちで太子の座を捨てる決意を王妃に語るのだった。そんな中、太子妃の懐妊が判明した。譲寧が身内への仕打ちに不満を抱いていると知ったバンウォンは、ミン・ムフェ、ミン・ムヒュルを大殿(テジョン)に呼び出す。慶会楼(キ […]
バンウォンから禁足を命じられた太子 譲寧(ヤンニョン)は、ポン・ジリョンを宮殿の中に呼び寄せることに。バンウォンの2人の側室が王妃に挨拶に来るが、とうに夫に愛想を尽かしている王妃は、嫉妬どころか逆に彼女らを哀れむのだった。譲寧を見張るチェ内官(ネグァン)の密告により、ポン・ジリョ […]
バンウォンは、イ・ソンゲの位牌堂にカン王妃ではなく自分の実母であるハン氏の位牌を祭らせることを官僚に指示する。カン王妃の祭祀は取りやめ、墓にある石像も撤去して石橋に作り変えさせることに。朝鮮王朝建国の歴史も、時期尚早なのは承知のうえで編さんを始めるよう命じる。一方、ポン・ジリョン […]
ミン兄弟は、あの世で会ったら恨みを晴らす、とバンウォンに遺言を残して服毒自殺した。バンウォンは王妃の代わりとする新たな側室を輿入れさせるが、婚礼の儀に参列した官僚たちは、自害したミン兄弟や傷心のあまり寝込んでいる王妃のことを考え、浮かない顔だ。その頃、宮殿の外でならず者たちと遊ん […]
大殿(テジョン)に集まった政丞(チョンスン)たちに、バンウォンは臺諫(テガン)からの上書をもとにミン兄弟を極刑に処すと宣言。自害の王命を下し、毒薬と絹のひもを携えた内禁衛将(ネグミジャン)たちを済州島(チェジュド)に送る。知らせを聞いた王妃は大殿に駆け込み、誰のお陰で王になれたの […]
ミン兄弟は、ミン・ジェの葬儀が終わるやいなや済州島(チェジュド)に送られる。父の非道さにやりきれない思いの太子 譲寧(ヤンニョン)は、師匠たちを無理やり巻き込んで、東宮殿(トングンジョン)で乱痴気騒ぎを始める。密告を受けたバンウォンが東宮殿に踏み込むと、譲寧はミン兄弟の処罰に対す […]
ミン・ジェが亡くなったが、バンウォンの目を恐れる官僚たちは罪人を出したミン家への弔問を控える。ミン・ジェと親しいハ・リュンと、ミン兄弟の無実を公言するイ・ジソンだけが弔問に訪れた。官僚たちは2人の行為を重く見て、処罰するよう上書することに。弔問に来たバンウォンはミン兄弟に反省の言 […]
大君(テグン)たちの懇願と都承旨(トスンジ)の説得に負けたバンウォンは、ミン兄弟を一時的に都に呼び戻す。彼らの処罰を担当したイ・ファは、議政府(ウィジョンブ)の会議で2人を許すべきではないと強く主張。興奮して席を立つが、そのまま胸を押さえて倒れあっけなく死亡する。一夜明けても帰ら […]
とうとうイ・ソンゲが逝去した。バンウォンは過去を悔やみ、金泥(きんでい)の写経を捧げるなど、誠意の限りを尽くす。一方ミン・ジェは病身をおして幾度もイ・ソンゲを追悼したため、無理がたたって危篤状態に陥ってしまう。見舞いに駆けつけた王妃は、ミン・ジェが息子たちの名を呼ぶのを聞き、バン […]
イ・ソンゲは再び危篤になる。バンウォンは太子 譲寧(ヤンニョン)が明(みん)から戻るまでもちこたえてもらおうと、出家の際に行われる燃臂(ヨンビ)という儀式をする。一方ミン・ジェも重篤な状態にあるが、流刑にされた息子たちの行く末が気がかりで、死ぬに死ねない心境でいた。譲寧はイ・ソン […]
中風(ちゅうふう)が再発したイ・ソンゲは、生死の境をさまよう。死ぬ前に何とか三男 忠寧(チュンニョン)の結婚式を見せようと、忠寧の結婚準備が急ぎで進められる。明の永楽(えいらく)帝と謁見した太子 譲寧(ヤンニョン)は、朝鮮に過度な要求をしないよう直言し、皇帝の脅しにも屈せず堂々と […]
バンウォンは譲寧(ヤンニョン)が自分に反抗していると気づき、頭を抱える。一方、流刑にされた息子たちの命を救いたいミン・ジェは、彼らをさらに遠方へ飛ばすよう上書する。バンウォンは2人をそれぞれ別の遠地へ送ることに。外国に行き見聞を広めさせるため、バンウォンは譲寧を使臣として明(みん […]
叔父の流刑で自責の念にかられた太子 譲寧(ヤンニョン)は、心の痛みを紛らわすため妓楼で遊び騒ぐ。しかし宮殿に戻ると内禁衛将(ネグミジャン)が待っていた。議政府(ウィジョンブ)では、 領議政(ヨンイジョン)イ・ファだけが依然としてミン兄弟の処刑を主張し、孤立していた。一方ミン・ジェ […]
バンウォンはミン・ムグ、ミン・ムジルを流刑に処す。領議政(ヨンイジョン) イ・ファは極刑を求めるが、そこまでしたくないバンウォンは訴えを拒否する。処分に激怒したミン氏は、弟たちの功労に仇で報いたバンウォンを激しく非難し、言い争いとなる。両親のいさかいや権力争いに嫌気がさした太子 […]
イ・スクポンはバンウォンからミン兄弟の取調べを担当するよう命じられるが、固辞する。彼は自分もいつか同じ目にあうと考えて恐れをなしていた。ミン兄弟が尋問場に引き出され、罪状を問いただされる。しかしバンウォンが拷問を加えようとしたその時、王妃が尋問場に現れてミン兄弟の前に立ちはだかる […]
太子 譲寧(ヤンニョン)は大殿(テジョン)の前で土下座し、罪の処罰を待つ。いわゆる「席藁待罪(ソッコテジェ)」である。イ・ソンゲにも慰留されたバンウォンは翌朝、譲位の王命を撤回。そして重臣たちを集め、この中に自分の譲位を望んでいた者がいると告げる。皆の視線がミン兄弟に集まった。ミ […]