井上から巨額の賄賂を受け取ったと噂される明成皇后だが、そのお金で武器を買うよう、穆麟徳と大院君に頼み込む。これに対し2人は、命をかけてでも手伝うと約束する。これを悟られないよう明成皇后は、巫女を王宮に呼び祈祷をあげるなど、贅沢をしていと思わせる。明成皇后が日本に協力していると思っ […]
明成皇后は、日本が李埈鎔を焚きつけた事実を知られれば、外交問題になりかねるとし、そうなれば井上の立場が危なくなると話す。それに対し井上は、自分がどうすればいいか尋ねる。明成皇后は、「自分が望むことは高宗の王位の安泰と、世子が無事に跡を継げること」だと話し、井上は協力の意を表す。井 […]
入宮した大院君は、李埈鎔を大罪人にしてほしいという上書を出す。そして、もしそれが無理ならば、席藁待罪をすると話す。そんな大院君の行動に戸惑いを隠せない高宗。明成皇后は、大院君が大きな決断をされたので、その意を汲むように助言し、内心では大院君に感謝する。大院君の行動により、岡本は王 […]
高宗に西洋の服装を渡し、髷を切るよう勧める岡本。これを知った明成皇后は世子に、高宗が受けた恥辱をいつかは返すよう話す。日清戦争の勝利が日本に傾くと、井上は李埈鎔を王座に就かせ、高宗を廃位させようとする動きを露骨に見せ始める。それに伴い、大院君の決断を急かすが、簡単に応じると思って […]
世子妃が1人泣くのは、世子が他の女と夜を共にすることに不満を覚えたと考え、叱りつける明成皇后。だが本当の理由は、父である閔台鎬の祭祀を行いたくても、兄である閔泳翊が外国にいるため行えず、悲しんでいたためだった。日本が李埈鎔を利用し、自分と明成皇后を仲たがいさせようとしていることを […]
井上の目的は明成皇后と大院君の葛藤を利用して、朝鮮王室を崩壊させることだった。王室が崩してしまえば、朝鮮を手に入れるのも時間の問題だと見込んだのだ。そしてその計画の中心には李埈鎔がいた。岡本の焚きつけにより、まるで王になったかのように振舞う李埈鎔。李埈鎔の行動が、世子に跡継ぎが産 […]
李埈鎔を利用し、明成皇后と大院君を仲たがいさせようとする日本。岡本を通じて李埈鎔が王座を狙うよう焚きたてると同時に、高宗と明成皇后の耳に、李埈鎔が日本とつるんでいるという噂が耳に入るよう計画する。さらにはミチコに、李埈鎔を王にしようとしているのは大院君だと話し、明成皇后と大院君は […]
金弘集を領相とした軍国機務処が誕生し、日本はこれを通じて朝鮮の内政に干渉しようとする。さらには明成皇后と大院君を仲たがいさせようとするが、日本の動向を予測した二人は逆に日本を利用する。一方、日本を退けようとする大院君は清に助けを求め、東学党に手紙を送る。ようやく手を取り日本に対抗 […]
閔泳翊と閔応植の処分を巡って争う大院君と明成皇后。閔氏一族に向けられた過酷な粛清に明成皇后は悲しみを表し、大院君はそうすることで王妃に被害が及ばないと話す。結局、閔応植は都を離れ、閔泳翊は海外に送ることで大院君と明成皇后はお互いに妥協する。一方、日清戦争を起こして海戦で勝利を収め […]
1894年6月23日、日清戦争が勃発する。豊島近海に続き陸地でも勝利を収め、勢いを得た日本は、清を押し詰めていく。この勝利により日本は、誰にも邪魔されることなく朝鮮の内政に干渉できる機会を得る。このようなことになった原因を閔氏一族にあると考えた大院君は、閔氏一族を排除しようとする […]
奇襲的に景福宮に侵入した日本軍は、高宗と明成皇后を監禁状態にし、大院君を訪ねては執権するように話す。これは王宮に無断で入った罪を、大院君になすりつけるための作戦であったが、それを感知した大院君ははっきりと断る。一方、日本軍を退けてくれる唯一の勢力であった袁世凱は、日本の戦意に負け […]
清の出兵がまとまらない中、袁世凱は、朝鮮が東学教徒の暴動を収められないときだけ出兵し、朝鮮の内政には口を出さないと約束する。清の出兵により日本も介入してくるだろうという懸念の声に袁世凱は、それが戦争を意味することは日本を承知しているから大丈夫だと話す。 清と日本を国に留まらせまい […]
日本の伊藤博文と井上馨は、清と戦争になろうとも朝鮮の従主権を手に入れようと目論む。朝鮮征服が、大陸進出への第一歩だったからだ。そして朝鮮で起きている東学農民運動を契機に、軍を投入しようとする。 丁度その頃、政変の主導者であった金玉均が上海で殺害される。死体は仁川に運ばれ、バラバラ […]
妙な夢を見た大院君が目覚めると、寝汗をかいていた。妓生の秋月が不吉な予感がするとし寝床を変えたところ、侵入した刺客が大院君の寝ていたところに刀を刺して逃げる。犯人は逃げたものの、最も怪しいのは閔氏一族だという噂が流れる。王宮を訪ねた大院君は刺客の話よりも、南延君の墓参りをして全国 […]
朝鮮に初めて電灯が入り、王宮を昼間のように明るく照らすとして、高宗はもちろん、宮内の誰もが不思議に思う。府大夫人は大院君がこれ以上政事に口を出しせず、ゆっくり暮らせるようにと、妓生の秋月を家に呼び入れる。楽しむ大院君だが、一方で市場を乱す清と日本を追い出すため、部下を使い朝鮮の商 […]
王室内の和解だけが袁世凱の陰謀を防げると判断した金弘集は、大院君と高宗の和解のために、大院君の元を訪れる。大院君は大王大妃のお見舞いを口実に、府大夫人とともに王宮へ向かう。大院君、大王大妃、明成皇后の間には壁があるものの、今の難局を打破するには和解しかないと考え、お互いに心を開く […]
これまで女が政事に立ち入って良い結果が出た試しがないとし、明成皇后を廃位させようと高宗に話す大院君。その話を偶然耳にした明成皇后と、ばったり外で会ってしまう。大院君は「自分は虎の子を育てた」とし、明成皇后は「この世は大院君の物ではない」と反発する。そんな中、袁世凱は臣下の前で、高 […]
崇礼門に迎えに出た高宗を見て感動する大院君だが、宮廷に入ることを拒否され、雲ヒョン宮へと向かう。一方、明成皇后は王宮にロシア公使などを呼び、国際情勢などの話を通じて、政事感覚を磨こうとする。しかしこの行動が、政権に立ち入ろうとしていると見る者もいた。 一方、袁世凱は大院君に、明成 […]
政変で、高宗が書いた日本軍出動余生の文書が、日本との会談で利用されると考えた明成皇后は、事前に手を打つ。一方、高宗は開化派を守ることができなかったと自分を責める。会談のため訪れた日本の井上と竹添は、明成皇后の思ったとおり、会談を自分たちが有利なように進めようとする。 会談の結果、 […]
日本軍と開化派の軍人たちが清を食い止められず敗れると、高宗や明成皇后たちは北門に避難する。敗北を認めた金玉均らは、高宗を連れて仁川に逃げようとする。しかし高宗がそれを断ると、金玉均らは日本軍とともに仁川に避難。高宗に付いていった洪英植は清に殺害されてしまう。結果、開化派の政変は三 […]