義州(ウィジュ)を目指す王たちだが、具合の悪かった信城君がますます悪化し意識を失う。到着まで大丈夫と言ったドジはその場を取り繕う。そんなドジに王は「万一のことになったら許さない」と釘を刺す。その頃、平壌城では戦いに参加するギョムを見て、ダヒは「父への恨みを解くように」と言い聞かせ […]
遂に平壌城に到着したジュン一行。ジュンが医書のために遅れたと知った王は心証を害する。ジュンは消息を聞いて、城下を捜してようやく家族と再会。だが、ギョムから「家族を顧みない」と責められてしまう。続く倭軍の進撃に、光海君は自分が平壌城を守ると言う。さらに北に向かう王はドジを連れて出発 […]
船上でサンファを待つジュンたちは、川原に現れたサンファがさらに銃撃されるのを目の前にしても、救うこともできず船を出すしかない。その頃、ヤンテの妻ユウォルは途中で男の子を無事出産。苦労の末になんとか王のいる平壌城に着いて、ジュンを訪ねる家族だが、応対したドジから「ここにはいない。逃 […]
渡船場にはジュンの家族たちがいた。川を渡れず途方に暮れた家族はひとまず空き家で夜を明かすが、イルソの妻は家を出ていった挙げ句、船を都合するという男に金を騙し取られる。ジュンたちは王が向かうと思われる平壌を目指す途中で倭軍に襲われた村を通りかかり、再び現れた敵兵に追われる中、囮とな […]
ジュンが家に戻ると家族は避難した後だった。「いつか再会できる」というダヒの手紙の言葉を胸に、ジュンはイェジンやオグンたちと医書を手に王のあとを追って旅立つ。その頃、渡船場では民を押しのけて王一行が船に乗り込み、王や光海君が止めるのも聞かず「船を残しておいては倭軍に追いつかれてしま […]
戦火は拡大し、王の避難が決まり、内医院の面々も3班に分かれて王族に随行することになる。ジュンは診療簿や医書を置いてはいけないと言うが、人命のほうが大事と言われてしまう。間もなく、恵民署から出火したと聞いてかけつけたジュンは、必死で医書を運び出す。家族はジュンの帰宅を待っていた。し […]
宮中は、光海君と信城君どちらが次の王となる世子の座に就くか、2つの勢力に分かれ始めていた。ジュンは中立を保つよう領議政のソン大監から言われる。やがて、倭軍侵攻を受け釜山が陥落。それを受けて、世子擁立が急がれる中、幼い信城君に危険が及ぶことを心配する兄ゴンリャンの助言を受けた仁嬪は […]
ジュンの治療で信城君が快方に向かい、王はジュンを正三品の堂上官に昇格させ御医に任命するよう命じる。昇格により両班になることから、重臣たちは反対するが王は突っぱねる。それを知ったドジは敗北感を味わうのだった。ジュンの家族は知らせを聞いて感涙にむせぶ。その頃、光海君は倭軍の朝鮮侵攻の […]
「腫れ物の治療をしていただけ」と主張するドルセから秘策を聞いたジュンは、田畑でヒルを集めさせる。そして、信城君の背中の腫れ物をヒルに吸い出させていると、仁嬪がそれを見て真っ青になる。王もすぐにやめるよう命令するが、ジュンは聞かない。そして「今、治療しないと手遅れになる。昔の王・中 […]
ジュンはドジから信城君の治療を任され、ドジの診断に反して、症状が重いと判断。ジュンは王・宣祖からも期待を寄せられ、皮膚病に関する医書をひも解く。同じ頃、ジュンの家で下働きをするドルセが、村人たちを相手に秘かに診療行為をしていることを知らされたヤンテやイルソは、ジュンに知られる前に […]
時が流れ1591年となり、医学の研究に励むジュンは恭嬪の第2王子・光海君に呼ばれ、母の命日にも関わらず、仁嬪の息子・信城君を溺愛する父を恨めしく思う胸中を聞かされる。ジュンの息子・ギョムは、両班でないため望む科の受験はできないと知りつつ勉学に励んでいた。そんなある日、信城君の腫れ […]
恭嬪はジュンに王子の支えになってほしいと頼み、最期の時に備える。ジュンのおかげで追及を免れたと知ったソクは、家を訪ねて和解を申し出、幼い甥のギョムを優しく抱き寄せる。そこに恭嬪危篤の報せが入り、治療のかいなく息を引き取るのだった。ジュンは、薬草や風土病の研究をしたいと内医院に休み […]
ジュンの治療で安定を取り戻した恭嬪。同じ頃、仁嬪の命令で恭嬪を呪うため、履物や衣服が巫女のもとに持ち込まれたと知ったホンチュンは巫女を問いただす。話を聞いた恭嬪は仁嬪を訪ね「今回は不問に付すが、次に同じことがあれば一族を根絶やしにする」と宣言。一方、ドジの母は都を去ることにし、ジ […]
再び恭嬪が倒れ、薬草を求めて地方に行くことにしたジュンは、出立前にチョンスを訪ねてソクのことを善処してほしいと頼む。留守中、恭嬪を診るチョン奉事はドジに相談するが、ドジは的確な指示を出さない。間もなく、恭嬪は危篤となり、チョン奉事が鍼を打とうとしているところにジュンが戻ってくる。 […]
恭嬪が仁嬪から門前払いにあったと聞いて、恭嬪の兄は怒り心頭。その後、妓房でジュンと一緒の恭嬪の兄は、ドジを連れた仁嬪の兄ゴンリャンと鉢合わせし言い争いになる。恭嬪を心配するジュンに、母は「時が解決してくれる」と助言する。その頃、ソクは使い込みが発覚しそうになり、ドジを頼るが相手に […]
仁嬪に男児をと言われるドジ。恭嬪には2人の王子がいるが、王妃に子供がいないため、仁嬪が男児を産めばその子が王になる可能性もあることから仁嬪も必死だった。同じ頃、ホンチュンはオグンから求婚され、2人は周囲に祝福されて結婚する。一方、内医院では仁嬪が優遇され、恭嬪には質の悪い薬しか回 […]
ジュンが今度こそ赦免されたと知って、母はようやく安心し喜ぶ。その頃、仁嬪が懐妊し、ドジは千載一遇の好機とほくそ笑む。仕事に復帰したジュンは恭嬪の侍医に任命され、恵民署をあとにする。恭嬪に挨拶したジュンは「心が暗いと体にもよくない」と心配。恭嬪は王の関心が仁嬪に移ったことから、暗い […]
獄中のダヒは、ジュンが恭嬪の治療をしていると聞いて希望を抱く。ジュンの懸命の治療でようやく恭嬪の意識が戻り回復したのを見て、王は深く感謝するが、ジュンはまた牢につながれてしまう。恭嬪の嘆願に意を決した王は重臣たちにジュンの赦免を告げ「抗議する者は罪に問う」と宣言。ジュンとダヒは許 […]
ジュンへの真摯な愛を訴えるダヒ。しかし、許されるはずはなく2人は獄舎に戻される。同じ頃、恭嬪が胸の痛みを訴えて意識不明に。イェスも匙を投げ、王の命令でジュンが呼ばれる。ジュンの刺鍼と灸により容態は一時的に安定するが、まだ油断はできないことから、王は治療をジュンに任せる。それを知っ […]
ジュンが捕まったと知った恭嬪は王に彼の赦免を嘆願する。内医院では「重罪を下せ」というチョン・ソンピルらと、「才能が惜しい」というソン大監らが意見を闘わせていた。そこに「功労を認め赦免する」との王命が下る。だが、重臣たちの抗議で王命は取り下げられてしまう。やがて審問が始まり、ジュン […]