ウンは、デジュの手下を始末し、世孫に「ホン・デジュが謀反を起こし、王と世孫を殺し、恩全君を王位に就けるつもりだ」と知らせ、ドンスが来るまで世孫を守り続けた。
立ち入り禁止になっていたため宮殿に忍び込むドンスは、行く手を阻む倭人たちを倒し世孫のいる東宮殿へ急ぐ。ついにドンスとケンゾウとの戦いのときがきた。果たして決着はつくのか?
王妃はウンを呼び出し、自分の配下にならないかと持ちかける。渋るウンに王妃は、まず実力を見せろと、ドンスを殺すよう命じる。拒否するウンに、では「ホン・デジュの右腕を斬れ」と命じる。
「世孫が父の敵をとって、王位に就く」と、怪文書が広まり、動揺する世孫。デジュたちは、英祖が世孫に代理聴政を任せることをなんとか阻止しようとする。
ドンスの元には、朝鮮一の剣客という評判を聞きつけ、次々に腕試しに剣士たちが訪れる。そして、ドンスは武芸書を書き続ける。 そんな時、巫女が何とも不吉な予言をし、宮殿は不安に駆られる。果たしてその予言とは?
ドンスたちはグァンテクが胃がんの身でチョンと闘いに行った事を知る。小屋を出て向かい合うグァンテクとチョン。「お前のおかげでいい人生だった」と礼を言うチョンに、グァンテクも礼を言う。再び斬り合おうとしたその瞬間、テジュの息子サヘの合図で矢が放たれる。
世孫・正祖が孝章世子の墓を参拝する行列が宮殿を出る。護衛に当たるドンスたちはデジュの刺客に襲われ、別働隊のフクサモたちも謀反人の汚名を着せられ捕まる。
ジンジュがインに捕まったことを知り、一人で助けにやってきたジンギは、仕掛けられた矢を受け倒れてしまう。一方、ウンはインが黒紗燭籠から石弓を持ち出したことを知り、手下にインの隠れ家の場所を聞き出す。
捕われたジソンを一足先に牢から連れ出したのはウンだった。 宴の席で角弓の試射をしたいと申し出て弓を構える倭人ケンゾウだったが、突然英祖に向けて矢を放つ。矢はドンスの手をすり抜け、英祖に剣を向けるマ・ドヨンの首に刺さる。
投獄されたがすぐに釈放されたデジュ。ウンに家族を殺すと脅された従事官(左捕将)が首謀者は自分だと名乗り出、さらに倭国の使節ケンゾウが、倭館の者たちが従事官の指示で偽の人参を作っていたと述べ、英祖に謝罪し関わった者たちの首を差し出す。
デジュを殺そうと剣を抜いたウンだったが、ドンスが止めに入る。するとそこに、ジソンを人質にとったマ・ドヨンが現れる。ドンスとウンは仕方なく剣を捨て、囚われの身となる。
ドンスは軍の兵卒となり、正祖の命令で人参茶事件を調べることに。偽の人参を載せていた軍船が難破したことを聞いたデジュは、これは黒紗燭籠の存亡にも関わる問題だとしてさらなる協力を求めるが…。
新たに加わった人物は、元、チ(地、カオク)の護衛兵でジンジュの養父であるジンギ。ジンギの砦での対決のとき、インが軍を連れてチョンを襲った。ジンギがその矢を受け、チからジンジュを守るよう頼まれたチョンは、ジンジュが自分の娘だと打ち明けられ驚愕する。
ドンスはグァンテクを超え、朝鮮の武芸を完成させると誓い、山中で修行を続ける。一方、ジソンはジンジュの協力を得て毛皮の帽子と人参で商売を始めていた。そんな中、老論派の進言により罷免された亡き世子に仕えていたサンギルたちは、デジュの首を取ろうと屋敷に忍び込む。
ウンに下された命令は、北伐之計の写本とジソンを清の皇帝に差し出すことだった。ジソンを助け出すため船着き場に来たドンスはウンと対決する。そこにグァンテクとフクサモが現れる。
1762年、米櫃のなかで本物の世子が息絶えていた。ドンスは、世子の死、親友のウンが暗殺者だったこと、自らの剣でジソンを傷つけたことなどにショックを受け、いつまでも正気に戻れずにいた。ドンスに活を入れようと殴り続けるグァンテク。
世子を救出する計画のため、ドンスがジソンと共にスウンに指定された場所へ向かっていると、途中で刺客に襲われる。ドンスが刺客らを倒すが、裏切り者がいて計画が失敗したことを悟り、ジンジュにジソンを預けて一人で約束の場所へ急ぐ。一方、スウンはウンが裏切り者だったことに驚愕し、ウンは涙を流 […]
テジュは、世子の謀反の証拠として北伐之計を差し出した。王は世子を呼びつけ、清国使臣の前で、世子の北伐の意思を確認する。世子は自分が罠に嵌められたことに気づき、王も我が息子を守りたくとも、それができない状況だと観念するしかなかったのだった。
デジュが招集した老論派の会合では、世子を追放する計画が進んでいた。一方、デジュの命令で宮殿内にいたジソンを捕らえようと、息子のサヘと副官が後を追う。しかし、その場に居合わせたドンスがジソンを逃がし二人をまく。ドンスが身につけている飾り(玉佩=ぎょくはい)を見て、ジソンは自分が幼い […]
ジソンの背に入れ墨された地図は、画員キム・ホンドによって3枚の絵だと分かる。ホンドは世子に3枚の地図の説明をする。1枚目は平安道から北京に至る最短行路、2枚目は戦闘に有利な要衝などその道の特徴を示したもので、3枚目は清の国境付近にある城と関所の弱点、すなわち戦闘なしで通れる秘密経 […]